奈良県立医科大学高度救命救急センター 本文へジャンプ

御挨拶

奥地一夫教授から皆さまへ


私は平成12年4月1日より着任しておりますが、このホームページを通じて皆様に奈良県立医科大学救急医学講座および救命救急センターの紹介をさせていただくことができ喜ばしく存じております


救急医学は最近20年の間に確立されてきた学問分野でありますが、その出現には高度先進医療を担う現代医学の過剰なまでの専門分化とプライマリケア軽視の風潮に対する反省という経緯があります。救急医学とはこの問題点を克服するために医学上のみならず社会的要請によっても生まれた学問領域であると考えられます。

大きく分けると救急医学の対象となるのは、

1)緊急性の高い疾患、外傷(心肺停止、脳卒中、緊張性気胸等)
2)従来の診療科で治療することが困難な特殊な病態(熱傷、中毒等)
3)複数の診療科の関与を要するもの(多発外傷、多臓器不全等)


であります。
 この救急医学を医療に生かすためには、専門分化した医学知識や医療技術を再構成して応用することが重要であります。この考え方を核に救急医学講座では一次から三次にいたる幅広い救急患者の治療を行うと共に、救急疾患および外傷の初期治療と病態解明のための研究を行い、広くプライマリケアを中心として救急病態に対応できる医師および医療従事者を養成していきたいと考えております。






 


 



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